もうビジネスシーンで何も恐れることはない

職場で「この人さえいなければ」「上司が無能だ」「何も決まらない」と不満を口にするのは簡単だ。だが、その苛立ちの多くは、誰か一人の個人的な問題ではない。気づかないうちに、私たち自身も同じ構造の中で同じ判断を繰り返し、その状況を温存している。

人はさまざまなバイアスから逃れられず、組織は必ず歪みと不公平を内包する。衝突や停滞は例外ではなく、設計上の必然だ。

そもそも、ビジネスの世界には明確な正解が存在しない。さらに、人は合理的に判断しているつもりでも、感情や立場、過去の経験に強く影響されて非合理的な判断をする生き物に設計されている。その上、その人間が集まって作られる組織もまた、完璧はなく様々な歪みを受け入れて動いている。

だからこそ重要になるのは、正解を探すことではない。合理性を求めることでもない。責任の所在を突き止めることでもない。その不完全な構造を理解したうえで、それでも前に進むための「判断」を下せるかどうかだ。

迷いが残る状況で、完全ではない情報をもとに決める。その判断を引き受け、結果と向き合い続ける。その実践の思考OSが、コマーシャル・ファイティング・ロジック、CFLなのである。